カタルシスがない…。 スパイラル:ソウ オールリセット
アカデミー授賞式でウィル・スミスのビンタを喰らって一躍時の人となったクリス・ロックの初ホラー。一応、本家「ソウ」シリーズと同一世界線上の話ではあるのですが…。「スパイラル:ソウ オールリセット」(2021年/ダーレン・リン・バウズマン監督)監督は本家「2」「3」「4」撮った人ですし、脚本は前作「ジグソウ:ソウ・レガシー」書いた人。何より製作総指揮にジェームズ・ワンが名を連ねています。正当な本家シリーズであることに間違いはないのですが…。なんでしょう、この「これじゃない感」満開な出来栄えは。要するにジグソウのコピーキャットが腐敗した警察組織に鉄槌振るう復讐劇なのですが、所詮コピーキャットなので、…